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じゅりの手術メモ

じゅりの手術からだいぶ時間が経ってしまいましたが、一応記録としてここに残しておきたいと思います。

じゅりの首に最初にシコリを見つけたのは2005年、じゅりが1歳になったばかりの頃でした。
シコリと言ってもほんとうに極小さいもので、粟(アワ)粒くらいのクリクリしたものが右側の首中央に2つありました。
すぐにO動物病院に連れて行き診てもらうと、「よくこんなに小さいものを見つけたね!」と言われたのを覚えています。
抗生物質を飲ませてしばらく経過観察をすることになりましたが、投薬後もシコリに変化はみられませんでした。
ただ年齢が1歳になったばかりの若猫だし、皮膚のすぐ下にあってクリクリ動くので悪性の可能性は低いだろうということで、その後も様子見ということになりました。
それからずっと今に至るまで、O動物病院やM動物病院の複数の先生にシコリの経過を診てもらいながら7年近くが経ちました。
7年の間に 当初粟粒ほどだった2つのシコリは1つになり、本当に少しずつ少しずつ大きくなり・・・
ここへきてその速度が若干速くなったようで、今年3月に診てもらった時の大きさは18mm×8.2mm、小指の先ほどになっていました。(岩のように張り付いてる感触ではなくて、相変わらずクリクリ動くような感じ。)

今回手術をしていただいたM動物病院では、だいたい2㎝という大きさが手術の一応の目安らしいのですが、もしもこの大きさのシコリが今 突然見つかったら即効手術だということです。
じゅりの場合は長い年月をかけてこの大きさになったということもあり、急いで手術をすることもないけれど、
ただ場所が首だけに大きな血管も通っているので、もし今後 血管と腫瘍が癒着?してくっついてしまったりしたら手術が出来なくなるとのこと。
それにもしこのまま大きくなって気管を圧迫するようなことになった場合、最悪呼吸が止まってしまうこともあるのだとか(ノω<、)
 
そんなわけで、年齢的な事も考慮すると手術するには今が一番いい時期なのかなと考え手術に踏み切りました。
手術自体はそう難しくないものだけど、CTで腫瘍の位置や大きさ、深さをしっかり確認してからの方がより安全だということなので、 そういうことならばと、もちろんCT検査をした上での手術をお願いしました。

3月21日(水) 
手術前日につき20時以降は絶食(水はOK)

3月22日(木) 
6時以降は水もダメ
9時病院へ
術前の血液検査を行う
血管確保(静脈留置針の装着)

血液検査の結果を待つこと15分。
血液検査は今までで一番良い数値だったので予定通り手術をすることに。
じゅりを病院に預けてrayrayは家へもどりました。

12時20分病院より電話があり、手術は無事成功し 今じゅりの目が覚めたとのこと。
   (11時半くらいから約20分のCT検査を行い、その後手術約20分だったそうです)

17時じゅりのお迎え。その際手術の詳しい説明をうけました。
じゅりの手術メモ_d0058182_971186.jpg


腫瘍は頚静脈のほんとギリギリの場所、 思っていたよりずっと厄介な位置にあったそうです。
ただ術前のCT検査によって腫瘍のある位置もしっかり分かっていたので、頚静脈を傷つけないようにレーザーメスで慎重に剥離したそうです。
一緒に病院について行った家族は、ビンに入った じゅりから摘出した腫瘍を見て、「思ってたよりずっと大きい!」と驚いてました。

先生からは とにかく腫瘍の色が悪いとの説明がありました。
通常、摘出した腫瘍は白っぽい色かピンクっぽい色をしているんだそうですが、じゅりから摘出したものは明らかに黒っぽい色をしていたのです。
先生曰く  「メラノーマ(悪性黒色腫)の可能性が高い」 とのこと。 Σ(゚Д゚)ガーン!

rayray 「でももし悪性だったら、こんなに長いこと放っておいて大丈夫なわけないですよねぇ、、、もうとっくに死んじゃってるんじゃないですか?」

先生 「癌って長く休眠してるって場合もあるんだよね」  Σ(゚Д゚)エーーーッ ソレナラ モット ハヤク イッテヨ・・・

人間のと違って、犬や猫のメラノーマは悪性度が低い場合が多いのだとか。。。

ま、ともかく病理組織検査での詳しい検査の結果待ちとなりました。
検査結果は約1週間程度でわかるとのこと。

手術翌日の傷跡
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傷口を引っかいたりしないように、首のまわりには姉の手作りフワフワマフラーをしてました^^
じゅりの手術メモ_d0058182_1259254.jpg



手術jから8日後の30日に抜糸。
ちょうどその日には病理の結果も出ていました。

検査結果はなんと!

メラノーマではなく、非腫瘍性の嚢胞病変だとかで・・・
毛胞嚢胞 というものでした。 
               
なんじゃそりゃぁ? って感じですが、
でも まぁ、悪いものじゃなくて良かったです。 ホッと胸をなでおろしましたよ*・゜゚・*

病理組織診断書の所見によると、色が黒っぽく見えていたのはメラニン色素が沈着していたためだそうです。
そしてこうも書いてありました。
時に嚢胞壁が破裂して炎症性変化を誘起するため、外科的切除は適切です。

やっぱり摘出したのは正解だったみたいですね。

今日で手術から40日目です。
じゅりの手術メモ_d0058182_1795986.jpg
毛もだいぶ生えそろってきて、手術痕はもうほとんどわからなくなりました。
by RayRay59 | 2012-05-01 17:41 | 体調記録メモ

2にゃんは同じ両親から生まれた1歳違いの兄妹猫。シマシマ兄妹の日常をまったりと綴ったブログです。


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